ゲームで人の死を表現するにあたり。

往年のファミコンに「エレベーターアクション」というタイトルがあったのをご存知だろうか。スパイが屋上からビルに忍び込み、敵を銃で倒しつつ階を折り、機密書類(だったと思われる)を奪取して脱出するというアクションゲームだ。このタイトルでは、人は撃たれると次のようになる:

  1. たおれる
  2. のたうちまわる
  3. 集中線を残して消滅

これはプレイヤーキャラでも敵キャラでも同じである。また、エレベータに挟まれたり、高いところから落ちたりしても死ぬのだが、その場合は少し異なる描写がなされる*1
さてここで疑問。この「エレベーターアクション」のようにして人の死を描写するのと、夥しい量の血あるいは臓物を噴出することをもって人の死を描写するのとでは、どちらが「残酷」だろうか?

参考資料:
キャラクター小説の作り方
文庫版も出ているようですが読んでいないので新書版。キャラクターの死をいかにして示すか、という問題提起があります。

*1:上下につぶれるといったもの。