美しさと社会的地位との関係

に対して、

2007年09月30日 yuuboku 世界受容, 本気? イケメンは美しさを活かした仕事をする。そうでない人は他の能力を活かした仕事をする。それだけのこと。

とコメントしたところ、

2007年09月30日 watapoco id:yuuboku氏のコメントに軽く衝撃。美人は総合職来るなっつったらどうなるか。それと同じ話。

というご意見をいただきました(ありがとうございます>id:watapocoさん)
何か見落としていたようなので、時間をかけてもう一度考えてみます。

もう一度考える

元記事を読んで私が思ったことを、順を追って書いてみます。

  1. そうか、男性社会の序列ではイケメンは排除されるのか。
  2. ん? 待てよ、テレビ*1や雑誌の中にはイケメン沢山いるよな。
  3. あの人たちはあの人たちで序列の頂点にいるような感じだなあ。
  4. はて、(ブサメンが多いという)政治家だけが序列の頂点なのか?
  5. 男性社会にもいろんな序列があるんじゃないのか? 美しさが有力な序列があったり、他の能力が有力な序列があったり。
  6. だったら、それぞれの序列がうまく住み分けていればいいんじゃないか? 個人個人は、自分の美しさや能力を発揮できる序列を選んで戦えばいい*2

そこで私は、「イケメンは美しさを活かした仕事をする。そうでない人は他の能力を活かした仕事をする」と書きました。これは、「イケメンは美しさを活かした仕事をするべきである」という含意ではなく「多元的な序列があるんじゃないの?」というのが本意でした。理解しがたい表現だったことをお詫びします。

でもまだどこかが間違ってる気がする*3

それにしても

  • 男性社会の序列でイケメンが排除されるのなら、ブサメン諸氏は「絶望した! 見た目が9割の世の中に絶望した!」なんて愚痴を吐く必要なんてないんじゃないか? 自分が人事部長になってイケメン応募者たちに不採用通知送りまくってやればいいのであって。
  • 女性が排除されることと「美を憎んでいる」こととはあまり関係ないのでは? 美しい女性も美しくない女性も斉しく抑圧されているのではないのか?
  • というのも、美しい男性の中にもミソジナスな者が相当数いるということ。自分が美しければ美を憎む必要はないが、それでも女性を憎むとしたら。

*1:うちテレビ壊れたのでワンセグ携帯に機種変更しました←でもそんなの関係ねえ

*2:敢えて難易度の高い序列を選ぶこともあるだろうけど

*3:「〜を活かした仕事」という言葉自体が、ジェンダーロールの固定を補強するような言説に似た文脈を持ってるからかも知れない