振り込め詐欺予防キャンペーンを張れるのは誰か?

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20081027-423385.html
このブクマを見ていて思いついた。

  1. 別に振り込め詐欺に限らず、有事になってから適切な対処をするのは難しい
  2. そこで、平時に「有事になったときには○○をしましょう」と広告する(大阪のおばちゃんを起用してCMやるとかね)のだが、
  3. いざ有事に巻き込まれると、「今があの有事であるから○○をすべきだ」と判断する回路は機能しないことが多いので、あまり役に立たない

なら、どうするか?

  • 平時のうちに、出来ることをすべてしてしまう

これっきゃない。

具体的には、遠隔地に住む家族との連絡を、平時においてもより密にするよう働きかければいいのだ。

「お子様はお元気ですか? ご両親はご健勝でしょうか?
 月に一度はお電話で、声を聞かせてさしあげてください」

ついでに、電話での会話の約束事を決めましょう、とするのもいい。なりすまし防止のために一種の認証を設けるということである(ご年配の方には厳しいかもしれないが……)

例)気候を逆に言う。夏に「すっかり寒くなったな」とか

余裕がある場合は、有事の際の連絡経路を別に設けるのもよいだろう(非効率的ではあるが、極めてプライベートな携帯電話を別に用意しておき、親や近しい人以外にはアドレスを教えない)有事の際には通常の連絡経路が破壊されている場合も多いためである(振り込め詐欺の場合、子どもの側の電話にしつこくコールして通話不能にする手口が知られている)

で、冒頭の質問に戻る。誰がこれらのキャンペーンを打つのか。
利害関係者として最もわかりやすいのはNTTを初めとする電話業者であろう。親元との連絡をより密にとるようになれば、長距離電話の利用も増える。振り込め詐欺の片棒を担がされて収益を得るよりはよほど社会貢献度も上がると思うのだがどうだろうか。